昨夜29日は吉祥寺の赤いカラスというライヴハウスで、板橋文夫グループの演奏を聴く。ピアノは板橋、サックス・林栄一、ベース・井野信義、ドラムは本田珠也のカルテット。今年の2月にやはりこの店でこの組合せを聴いた。そのときは、本田珠也の父・本田竹広さんが亡くなった後だったということもあってか、もうほんとに壮絶なライヴだった。
 昨日は、その2月と比べるとどこかリラックスした雰囲気。ファンキー色が強い。ソロまわしなどを見ても、全体的に林栄一が中心的にフューチャーされていて、板橋は一歩引いてるなという印象も持った。だからだろうか、林+珠也+ベース(井野とか望月英明とか安東昇とか)なんてサックストリオ実現したらおもしろいな、聴きながらそんなことが頭に浮かんだりもした。
 それにしても、本田珠也のドラムの力強さとリズムの躍動感にはうっとりしてしまう。ジョン・ボーナムが入った60年代の富樫雅彦、そんな感じだろうか(どんな感じだ)。