やはりこちらで書いてきます。

 2月にいったんブログ移転といいながら、どうもそっちの移転先のブログが使い勝手が分からず、結局はてなで再度書いていこうと思う。と言ったところでこんなブログを読んでいただいてる人というのもほとんどいないと思うので、いちいちこんな断り書きを書く必要もないかと思うが。

 しかし自分のために、自分の立ち位置というか、いったい自分はどんなことを書いてきて、この間それにどんな変化があって、あるいはこのあとなにを書きたいのか、それを考えるために自分のためになにか書いていくのもいいかとも思う。それを不特定多数に公開する意味があるかといえばまったくないのだが、まあ要は公開したいからいまこうやって書いているのだから、そこを突き詰めたところでしょうがない。ブログのタイトル「おかまいなしの日記」というのは、大好きな友部正人の曲の一節からとったものである。そう、今は、あまり人の目なんかおかまいなしにやってきゃいいやという心境でもあるのだ。

 2006年にそれまで9年間働いてきた仕事を辞め、その後の5年間、ディスクユニオンに勤務した。実際のところ自分は大した働きはしてなかったものの、一応ジャズ担当ということで社員をやってきた。音楽に携わる仕事をしたいという自分の長年の夢、そして日本の音楽業界の中でもトップクラスと言っていい音楽のスペシャリスト集団の中で働けたことは、非常に得難い経験であった。名残惜しいが諸事情で、ユニオンは今月で退職、今後は5年前にいた職場に再び戻ることとなった。今の客観的状況はそういった具合である。

 ユニオンの就業時間の関係や、あとは子供が生まれたことなどもあり、この5年間はジャズのライヴに行く回数は相当に減った。と言っても以前はピークで年間最大ライヴ100本ぐらいで、それは実際にライヴものすごい数行ってる人に比べればまったく少ない数ではあるのだが、まあ日本のジャズが好きです!と自身で断言できるぐらいの数は行ってたのかなと思う。

 その代わりと言ったら変だが、ジャズの新譜を数多く好んで聴くようになったのが、5年前との最大の変化かと思う。これに関してはユニオンで最初に研修生というかたちで勤務した新宿ジャズ館の影響がものすごく強い。たとえばニューヨークのいまのジャズ、マーク・ターナーカート・ローゼンウィンケルやジェイソン・モランといった人たちが自分の聴く範囲に入ってきたのは多分にユニオン新宿ジャズ館のおかげだと思う。

 国立ノートランクス村上さんのご厚意で6年間続いた「新譜を試聴する会」は、そんなユニオンで培ったニューヨーク系の音源、そしてユニオン勤務以前から自分が好きだった日本のジャズ、とりわけ中央線ジャズと呼ばれるジャズの音源をメインで紹介するイベントになった。自分の力不足で集客面で非常に苦戦したが、それにも関らず村上さんとお客様のおかげで続けることができた。

 何を書きたいのか分からなくなってきましたが、こんな感じで長文をだらだら書きたくなり、やってみました。また書いてきます。