昨日(27日)はアケタの店に行った。江藤直子セッション。メンバーは、江藤直子(p,key,vo)・大津真(g,ラップトップ)・西村雄介(b)・藤井信雄(ds)。
 藤井さん以外の人の音は聴いたことがない、予備知識ゼロの状態で店に入る。江藤さんはあれか大友さんなんかともやってるんだよな。
 アケタにはいささか場違いで不似合いな、パワーブックがステージにある。そんな編成から予想されるポストロック?的なものとそれほど遠くないイメージの音からスタート。
 おしゃれといったらあれだが、その次のボサノヴァな曲の透明感は、意外だったという点でも、けっこう自分はやられた。江藤直子のピアノとスキャットが優しく心地いい。
 このグループ、おもしろいのが、そういった良質なラウンジ系の楽曲のほかに、エルメート・パスコアルか?という変態な攻撃性を持った楽曲も演奏するというところだ。ラップトップから飛び出す抽象的な音のサンプル、バンドの浮遊感のあるグルーヴ、個性的だ。そしてそこに入ってくる江藤さんのキーボードは、凶暴性さえも感じさせる、つまるところ、パンクな音。
 ジュリエッタマシーンは10月にニュー・アルバムを出すそうだ。