カーク特集、加藤&早川デュオ

休み。
前日は、飲み→カラオケという流れで帰ってきたのは夜1時過ぎ。「聖☆おじさん」を熱唱。
 昼過ぎには、家を出て国立へ。そこから中央線に乗って四ツ谷へ向かう。ジャズ喫茶いーぐるにてローランド・カーク特集を聴く。先頃出版された日本版の「ローランド・カーク伝」の翻訳者・林建紀さんが講師。カーク特集といっても、リーダー作ではなく、サイドマンやゲスト参加やセッションでの彼の演奏をピックアップするという変則的な内容。ミンガスのところで(短期間ながら)やってた頃のとか、めちゃくちゃにかっこいいな。
 カークが提唱した「ブラック・クラシカル・ミュージック」な音楽コンセプトは、基本的には彼のリーダー作において徹底した計算に基づいて具現化されたものだった。それじゃあ、他の人のところでやるときには彼はどんなふうな考えで実際の演奏をしていたのか?そんなテーマでの林さんの解説、刺激的。ローランド・カークが極めて知性的なアーティストだということがよく分かった。
【林さんのカーク研究】→http://www.h7.dion.ne.jp/~nkym/periodicals_hayashi_f/hayashi_contents_2003.html
【書評】→http://notrunks.jp/cdreview/roland/roland.htm

 その後、中央線の下りに乗る。今日は花火大会が各地である関係で、車内には浴衣姿がやたら多い。
 特集に触発されて、国立駅前ユニオンで早速カークの中古盤を購入。それと「紙のプロレス」(橋本真也追悼号、素晴らしい)、「remix」(CANの大特集!)も本屋で買った。