昨日は仕事が19時前に終わった後、急いで電車に乗って西荻に向かった。音や金時での田村夏樹グループを聴くため。パーソネルは田村夏樹(tp)、藤井郷子(acc)、津村和彦(g)、是安則克(b)。
メンツを見て事前に想像する音は、なんだろうフリージャズ的インプロヴィゼーション?というところだったが、予想はかなり外れた。このメンバーで近々新作CDの発売予定があるらしいのだが、それはなんだかコンセプト・アルバム的な内容らしくて、この日はいわばそのアルバムの完成記念ライヴだった。全体的には、フリージャズというよりはフォルクローレとかそっちの印象に近い音。田村さんのトランペットと藤井さんのアコーディオンが実にアンビエントな雰囲気を響かせていた。アコースティックによる静かで優しいメロディが紡がれて。この店、音金の空間にそれはとても合うものだった。
津村さんとコレヤスさんは、アケタなどでのライヴでも絶対外れがないなあと個人的にはいつも思って聴いてるジャズミュージシャンの代表格で、はっきり言ってめちゃくちゃ好き。この日はコレヤスさんのベースソロが激しく昇りつめる場面が何度かあったのだが、かなりグッときた。


ところで、田村夏樹さんと言えば今年出た「コココケ」。あれは僕にとっては2004年ベストのうちの1枚に入る。そんな内容を、左のアンテナにも入っている石井さんという方のサイトに今年もまた(勝手に)投稿させていただきました。「とし」で投稿してます。他の方のも含めてぜひご覧ください。(ちなみに今週いっぱい投稿受付中だそうです!)

http://www.d2.dion.ne.jp/~ken001/2004orewatashi.htm