劇団MONO公演

休み。前夜の職場の忘年会ではドロドロに飲んで、帰ってきたときはネクタイを着けたまま寝ていた。起きてしばらくはボーっとして、その後はCD鑑賞など。一昨日に引き続き、今日はジャズ60年代に突入しようと、適当に聴きだしたが、コルトレーンの「ジャイアント・ステップス」、ブッカー・リトルなどなどを聴いてるうちに、疲れてまた寝はじめる。


夜、電車に乗って三軒茶屋駅まで向かう。こんだけ東京に住んでいても三軒茶屋には今まで全く縁がなく、この駅に降りるのは実は初めてだ。ここに来た目的はid:suzuki_shimaumaさんのお薦めの劇団MONOの公演「相対的浮世絵」をシアタートラムという劇場で観るため。京都を本拠地にしているこのMONOという劇団は、俳優陣が主宰を入れて5名(全員・男性)。製作の人たちを含めても少数規模な集団。しかも今回は約2年ぶりの公演ということだ。


そもそも演劇を見ること自体いったい何年ぶりかというぐらい、僕はこの辺の表現活動に疎いので客観的ものさしは全く持っていないのだが、装飾も音楽もきわめて最小限度に抑え、登場人物の会話にひたすら重点を置いたMONOの舞台の全体を覆う優しさというか、温かい感じはなんだか良いなあとシンプルに感じた。それでいて痛いところも、けっこう突いてきたりして。とにかく約90分舞台に釘付けになっていた。


帰りは三軒茶屋の駅前の焼き鳥屋で酒を飲んで、帰る。