CDウォークマンで本日聴いていたのは、椎名豊の95年のピアノ・トリオ。先月、吉祥寺のユニオンで中古で購入したCDだ。この人の名を僕が知ったのは、オレンジペコーの去年出たアルバムなのだが、大名演「メトロ」のなかでもとりわけ椎名氏のそのドラマチックなピアノ・ソロは素晴らしく、ググッと体が動いてしまうほど熱く扇動的であった。ウィントン・マルサリスバンドの2人と組んだこのアルバムにおいて、特によかったのがオリジナルの8曲めで、「メトロ」と通じる情熱を感じる。