仕事は9時過ぎに終わり、帰りはコンビニで週刊プロレスおよび週刊ゴングを立ち読み。
新日本プロレスのテレビ中継「ワールドプロレスリング」が4月から週1時間から30分に枠が狭くなるということだ。批評精神というものが全く欠落している週プロは、これはK1とプライドに対抗するための前向きな改編なのだ、という全く意味がわからん論旨の新日広報の言うままの垂れ流しの記事を書いていたが、そんなわけねえだろう。これはあきらかな事業縮小つまり資本主義における敗北である。K1やプライドとの企業戦争に敗れたプロレスがいよいよもって社会的な第一線から退き始めたという歴史的出来事を僕らはいまここで目撃しているのだ。
佐々木健介鈴木みのる、高山そして中邑。もうちょっとディープにいけば、バーネットや平田ストロング・マシーンと、役者がようやく揃いはじめた新日だけになんというか無念と言えば無念だ。しかしテレビ、特にゴールデンにおいてはここ数年まったく結果を出していなかった新日だけに、今回の縮小は当然の結論だとも言える。現在これまた劣勢にあるZERO−ONEのOH砲こと橋本と小川が死闘をくりひろげた4〜5年前。そのピークであった2000年4月の東京ドーム橋本VS小川。ゴールデンタイムでたしか16%だかの視聴率を獲得したあの試合こそが今思えば新日本の勝負どころだったんだなあとあらためて思う。