中央線ジャズ今年推薦盤、入園式

 休み。娘の入園式が11時から。体調を崩していた妻と娘も昨日ですっかり回復していたので、無事、式には参加。娘は人見知りが現在絶好調。今日も保育園では大泣きこそはしなかったものの、終始不穏な表情。保母さんが笑顔で話しかけてくれても、いっさい笑みを見せようとしない。あと、保育園に通い始めた影響らしいが、ちょっと情緒不安定になっていて、夜泣きの頻度が増えていて、いまはこれがきついっすね。

 4月11日(土)国立ノートランクスにて開催されるジャズ新譜を聴く会。だいたいトータルで15枚ぐらいの紹介になると予定してます。
 で、先日の日記のリストに追加で、これ挙げておきます。→「榎本秀一/アウル・イン・ブルー」。いやー、これは良いです。中央線ジャズの総本山アケタの店のレーベル、アケタズ・ディスクからのリリース。榎本と言えば自分的には明田川荘之のアケタ・オーケストラの名ソリストという印象が強い。熱いテナー。ディスコグラフィーを見る限り、榎本さん3作目のリーダー作なのかな?例えば同じ中央線ジャズ界隈のテナーサックス奏者で同年代の片山広明と比べても、かなり寡作、と言っていいと思う。ジャズマン榎本とは別の一方の顔でもある民謡(尺八)を奏でる楽曲もあるが、基本は、非常に男気と熱情のある、60年代半ばフリーに突入する前の黄金カルテット末期のコルトレーンのような、あるいはその流れをひきついだビリー・ハーパーなどのブラックジャズ、70年前後ぐらいのそういう泥臭さを感じさせるサウンド。このあいだ書いたジョシュア・レッドマンとは明らかに異なる方向性かもしれませんが、いやー、よいと思います。僕はこういうのは好みです。これ聴いて、今年も中央線ジャズを推していこうと確信を持ちました。ラストの「ハルミ−サンダウン」という曲の終盤の泣きまくるテナーのむき出し感、それだけでもぜひ聴いてほしい。