雨は降っていないから出かけよう

 6月14日(土)に恒例の「ジャズ新譜を試聴する会」が国立ノートランクス(id:notrunksjp)であるので、輸入盤(主にNY系)、日本人(主に中央線)を中心に目ぼしいところを選びはじめ、ぼちぼち聴きこみはじめている具合であるが、やはりこの作業は非常に楽しい。ちゃんとした現場という裏付けそして力量とクリエティブな精神があるジャズに触れることで、現在および未来のジャズへの希望を持てるということ。そしてなんだろうなあ・・想像力を働かせられるというのかな、たとえば評価の定まった過去の名盤を「やっぱりいいな」なんて確認しながら聴くのではなく、あるいはなんかうまい具合にマーケティングにはめられながらそこに安心して外に出ない自分の後ろ向きな居場所を正当化するのではなく(俺はサブカルな人たちがPerfumeを絶賛するのにはとても違和感と気持ち悪さを感じる。Perfume自体もまったくおもしろいと思わない)、ギリギリなセンスを試すというか。
 いま前に向かっている音楽に自らの感性をガチンコでぶつけていくことで、なにかおもしろいことになっていくはず、興奮があるはず、という思い込みがものすごく重要だと思う。というか、そういう姿勢を失ったらその人はもう半分死んでるってことになるだろう。と、なんとも自分にしか向けていない意味不明で気持ちが悪いついつい妄想力が高まった文章になってしまったが、そんなのとは関係なく、我々の知らないところであるいは知ってるかもしれないけどスルーしてしまっているところで、新しいジャズというか音楽は日々格闘・前進しているのでありまして、そういったものをこの試聴会で感じとれればなあと思います。ぜひいらしてください。とりあえず、今日の通勤と帰路のipodで聴いていたブラッド・メルドー・トリオのライヴ盤と明田川荘之の新譜、自分としてはこの2つのド傑作は絶対にはずせないです。
 以上、4月に誕生した娘が毎日なかなか寝つかなくてそれに悩まされている奥さんに日々思いっきり怒られ、無視され、あきれられているおっさんの、宣伝と与太話でした。