アンドリュー・ヒルの死、新譜大会

 仕事、23時半過ぎまで。京王線で終電。多摩センターでラーメンを食べる。
 アンドリュー・ヒルが亡くなったということを知ったのは昨日の夜だ。そのことがボーっと頭から離れず一日が過ぎる。
 MOSAICボックス60年代の音源を帰宅途中のipodで聴く。ほんとにかっこいいな、アンドリュー・ヒルヒルのピアノももちろんだけど、曲のアレンジとかもめっちゃくちゃ、かっこいい。仕事で疲れきったはずの自分の感覚にスイッチが入ってしまい、テンションがやたら上がってしまう。これこれこういうの!こういうのを聴いていると、現在日本に流布しているジャズのイメージおよびそれを無自覚に享受する人々がいかに薄っぺらく上っ面なのかってのがよく分かるよ。ジャズとジャズっぽい音楽の厳然たる違いというか。「ジャズを知りたい」と問われれば、「あ、じゃあアンドリュー・ヒル聴いといた方がいいっすよ」とこれからはサクッと答えてもいいかもな。

 というわけで、以下は先週の土曜日に国立ノートランクスで行われたジャズ新譜特集で私がかけたアルバムです。一応曲順に記しますが、後半酔っ払って記憶飛んでますのでかなり正確ではないと思います。
 いらしていただいた方、マスターの村上さん、ありがとうございました。皆さんのおかげで楽しかったです!

①MATS GUSTAFSSON&YOSHIMI / WORDS ON THE FLOOR
②PIRI THOMAS / EVERY CHILD IS BORN A POET
③ADAM ROGERS / TIME AND THE INFINTE
④SERGI SIRVENT&XAVI MAURETA / LINES OVER RHYTHM
⑤DAVID LIEBMAN / REDENPTION
渋さ知らズ / 渋響
⑦WOLFGANG MUTHSPIEL&BRIAN BLADE / FRIENDLY TRAVELERS
JOHN ABERCROMBIE / THE THIRD QUARTET
⑨INGERBRIGHT HAKER FLATEN / QUINTET
⑩TERELL STAFFORD / TAKING CHANCES
板橋文夫 / 踊る板橋文夫(ラジオからの録音。アシッドマンとの共演曲) 
⑫NIELS RYDE FEAT LEW SLOFF / POCKET MUSIC
⑬LOGAN RICHARDSON / CEREBRAL FLOW
⑭FRED HERSCH / NIGHT AND THE MUSIC
JAKI BYARD / SUNSHINE OF MY SOUL
⑯デマ / 佐藤允彦・他
⑰STEVE KUHN / THE EARLY 70’S
⑱ORRIN EVANS / LIVE IN JACKSON
⑲ROBERT GLASPER / IN MY ELEMENT


 リンク等貼ってなくてまったく不便ですがご勘弁を。個人的ピークは⑱ですが、④⑦⑧⑬辺りも反応良しだったような、気もします。ノートラ新譜大会、次回は6月(予定)です。