聴いているもの

 仕事、20時半まで。
 数日前に買ったCD3枚、チック・コリアSong of Singing」(1970年)・HOUSTON PERSON「Goodness」(69年)・「Honi Gordon Sings」(62年)。それらをipodに取り込んで、今日の通勤・帰路の電車の中で聴く。硬質・繊細なフリー風、コテコテファンキー、ボーカルもの、と、それぞれ三者三様な雰囲気。ちなみに最後の「Honi Gordon Sings」、バンドでピアノを弾いているのはジャッキー・バイアードだ。歌伴のバイアードって珍しいのかな?よく分からん。まだ聴き込んでいないのであれだが、第一印象的にはそれほどピンとこない盤。ボーカルものでフルートやギターも入ったわりとかっちりとした編成ということもあってか、スタイルの境界を自在に飛び越え同時にドワーッと目の前のもの全てを飲み込んでしまうようなバイアード特有のアクの強い奏法は、それほど聴くことができない。
 そういえば、昔買ってたテクノやエレクトロニカのCDが引越しにあたってボコボコ出てきたので久々に聴いてみた。ここ何年ジャズばかり聴いてきたからだろうか、あるいは他の理由があるのか、結論としてラップトップ系の音に基本的に耳が無反応になっている自分を発見。 
 特にあれほど大好きで「これは時代を超越した大大傑作!」なんて思ってたエイフェックス・ツインの「Vol. 2-Selected Ambient Works」がやたら風化して聴こえたのには、驚いた。あれこんな軽かったけ?音。引っかかってこない。
 テクノではなくヒップホップだが、これまた久々に出てきたので聴いてみた有名盤で、エイフェックスとは逆に「うわ、おもしれえ!」と思えたのが、ビースティ・ボーイズのセカンド「Paul's Boutique」。オールドスクールの頃のヒップホップの躍動感・革新性をビースティーズが全霊をかけて体現している感が伝わってくる。
 そんなの聴いて語ってる前に早く部屋の片付けしろという話ではあるが、間違いなく。