梶原一騎、ジャズ本、オーネット来日

 仕事は7時まで。自転車での帰り道、風がやたらに強い。途中のジョナサンに寄り、夕飯としてシーフードカレーを食べる。8時前という夕飯どきなのだが、禁煙席には自分たち以外は誰もいない。
 9時半過ぎに帰宅。
 4月に引っ越しをする。そのための、いろんなものを捨てたりだとか、ダンボールに詰めたりだとかいった作業をようやく始めた。
 今日は本や漫画だとかの選別。まず、コンビニでちょくちょく買っているうちにいつのまにか大量コレクションとなっていた「ゴルゴ13」の単行本は、全てゴミ箱行き。「美味しんぼ」とか「ギャラリーフェイク」とかもそんな感じ。それ以外では、なんだか梶原一騎の漫画が気持ち悪いぐらい収集されていたことに、自分のことだけどちょっと驚く。梶原作品は昔から買っていたというよりは、ある時期(2〜3年前)に集中して買い集めていたもの。どうしよう、もういいかな「あしたのジョー」以外は捨てるかなとも一瞬思ったが、ふと手に取った「空手バカ一代」(内容は、力道山VS木村政彦のエピソードの回)を読んでいたら作業の手が止まってしまうぐらい異常に面白すぎて、結局梶原作品は引越し先行きのダンボールへ。
 漫画と同じぐらいに出てきたのが、まあ予想どおりというか音楽関連本で、特にいかにも初心者向きのジャズ入門といった類の本が大量に出てきた。自分がこの団地で生活してきた2年半はつまり、自分がジャズ好きとして形成された2年半でもあるわけで、そういったことを思ってこれらジャズ本を眺めていたらちょっと感慨深くなった・・・なんてことは実際はほとんどなく、「あ、これはいらねえ」とか「これは必要」とか漫画のときと比較しても意外なほどにまったく簡単に取捨選択できた。要するにジャズに関しては、この2年半で志向や目的意識がはっきりしたということなんだろう。