赤いカラスでの板橋文夫カルテット

 休み。前日の深酒が効き、多少の吐き気を抱えながら昼前になんとか起床。テレビをつけて、ひさしぶりに「ウチくる!?」を見た。ゲストは藤田弓子。藤田の友人として出演していた萩原流行の太りっぷりと妙に高いテンションに笑う。ルックスだけでいえば“怪優”と呼ばれる条件をもう十分に満たしているのではないだろうか、流行。
そんなことを考えながら、シャワーを浴びて着替え、外へ出る。
 立川駅前のラーメン屋・味源で味噌オロチョンを食べ、その後中央線に乗って吉祥寺へ。
 今日はいまいちテンションが上がらんからやめとくかなと思いながらも、一応ユニオン・ジャズ館へ。新入荷の中古コーナーを見ていたら頭のスイッチが入って、結局一時間店にいて5枚のCDを購入。
 近くの喫茶店に寄って、アイスコーヒー一杯で2時間ほど粘る。古井由吉の「妻隠」を読みきる。この人の小説を読むと、社会で生きていくために欠かせない心の中の安定だとか調和みたいなものが崩れてしまう感覚に一瞬陥る。おいそれと軽い気持ちで読むべきものではない。日曜の午後にのんびり読むとしたら、美味しんぼとかそういうのが一番いいよ、ほんと。