逃避

 仕事。今年に入ってなんだかいろいろ急に忙しくなって、土日も出勤してた。昨日の日曜は23時過ぎまで職場に。精神的にテンパっるなというのはよく分かるのだが、まあどうしようもない。こなすしかない。
The John Coltrane Quartet Plays
 今朝の通勤中、シャッフルにしてたipodから最後に流れてきたのが、コルトレーンの「The John Coltrane Quartet Plays」というアルバムの「Nature Boy (Live Version)」。いやあ、、、これがかなりきた。深刻で重くて求道的な、ど真ん中なコルトレーン節ともいえる演奏。2005年のジャズCD(再発・新録含めて)ベストと言ってもいい「One Down One Up: Live at the Half Note」より1ヶ月か2ヶ月前のライヴ録音。コルトレーンが本当にひたすら誠実に吹きまくる。
 こういうのが本来の意味での癒しなんだろうな、テンパリ頭と追い込まれた気持ちを少しの時間忘れさせ、ハードな音楽なのになんだか気持ちが落ち着く。ある意味開き直らせてくれる。
 音楽の本質はやはり逃避だと思う。それを聴いたら「元気になった♪」とリスナーに思わせる効用的な音楽があってももちろんいいし、そういう音楽も現にたくさんあるのだが、自分にとっての音楽の価値はどれだけその音楽が現実逃避させてくれるかそこに尽きる。まあ通勤時に現実から逃避してしまう31歳おっさんというのもやばいとは思うが。

 ご存知の方も多いかもしれませんが、亡くなった本田竹広さんのライヴ映像がここで観れます。↓
http://www.yoyogi-naru.com/bun/t-honda.html
 最近の映像なのかな?ほんとグーッと見入ってしまう。これも言うまでもないが、ドラムは本田さんの息子さんの本田珠也さん。
享年60歳って、早すぎる・・。
ご冥福をお祈りします。