謹賀新年

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 プライドの小川VS吉田、見ててなんだか醒めました。
 年末年始に聴いてたのは、以下。(アマゾンにないのばかりではまぞうでリンクできませんでした。)
①EDDIE COSTA COMPLETE RECORDINGS
http://diskunion.net/jazz/search_result.php?type=1&for=1&kwd=706135&no_alphabet=1
 エディ・コスタのピアノトリオ2作をカップリングした輸入盤。今さらながらだが、これは断然好み。アグレッシヴな打楽器的奏法がなるほど大西順子に似ている(逆か?)。

菊地雅章「POO−SUN」
 69年。ラストから2曲目にやたら煽られる。ロック的なカタルシス。このアルバムと10年後に出たプーさんの「ススト」を聴きくらべると、エレクトリック路線といっても感触が全く違っていて、戸惑う。「ススト」の硬質な音像は正直掴み所がなくてスーッと通り過ぎてしまうときが僕にはある。「POO〜」と同時期の日野皓正もそうだが、ロックのストレートなビートとジャズが出会ってハイテンションでワッショイワッショイみたいな70年前後のやつが自分は好きなんだということが、よく分かった。

③Jimmy Halperin「EAST OF SUN」
http://catfish-records.ocnk.net/product/859?
http://diskunion.net/jazz/search_result.php?type=1&for=1&kwd=306422&no_alphabet=1
 2005年2月のライヴ録音。テナーサックス+ギター+ウッベという編成で4ビートなんてパッと見いかにも退屈そうだが、この音にはすごく引っかかった。試聴機で聴いて即購入。リーダーのジミー・ハルペリン(年齢など不明)はトリスターノ最後の門下生とのことで、要するに筋金入りのクール派。ウォーン・マーシュともいっしょにやってたそうだ。第一印象は弱いが知れば知るほどどんどん惚れこんで深みにはまってしまう、そんなジャズの奥深さと危なさを体現しているハルペリンのテナー。昨年出た高柳の「A Jazzy Profile Of Jojo」でも感じたが、クール派には中毒性がある。