夜には、国立ノートランクスへライヴを聴きに。この日は峰厚介トリオ。パーソネルは、峰(ts)、望月英明(b)、古澤良治郎(ds)。
 佐藤允彦の新作での峰の演奏に燃えた今週の自分には、かなりいいタイミングでのこのライヴ。望月と古澤という重量感あるリズム隊ってのも期待できる。
 8時10分過ぎ、店内アルテックA7からのコルトレーンOne Down One Up: Live at the Half Note」が流れ終わったところで、3人の重鎮ジャズマンがステージに。それにしても往年のキラー・カーンのような古澤さんのヘアースタイル、ファンキーすぎる。
 前半・後半もほとんどスタンダードの選曲。フリーの峰厚介が聴ければ・・なんて思ってた今日の自分の心境から言えば、やや残念と言えないこともない。
 目の前に陣取ったおかげで古澤さんのドラムを体に思いっきり浴びる感じだった。ジャズというよりはレゲエを聴いてるような、スコーッン!!というスネアの気持ちいい音は相変わらず良い。古澤さんの多彩なリズムにズンズンと真っ向から対峙する望月英明のベースがまた男気があるというか。
 後半での「Ellen David」(チャーリー・ヘイデン)が自分にとってのこの日のベスト。こういう憂いのある曲での峰さんのテナーの自由さはこちらの脳をとても刺激する。