宮藤、板橋、火サス、とうよう

 水曜日は職場の歓送迎会で、記憶がないぐらいに飲む。今日の昼過ぎまではその影響で、ほとんど仕事にならなかった。職場には9時過ぎまで。
 そういえば今朝、めざましテレビで聴いたSMAPの新曲。宮藤官九郎が作詞したらしいが、これが予想以上に全く笑えない。そっか、これは小学生とかその辺向けにつくってんだろうなあ、俺みたいなおっさんがどうこう言うあれじゃないんだろうなあと、二日酔いの頭で考えた。繰り返すが、腹立つぐらいに笑えない。
 駅から徒歩で45分の帰り道でのipod。シャッフルで聴く。なんかものすごく繊細で躍動的なピアノソロが流れてくる。いいな、でもこれ誰だろうな・・プーさんだっけか?・・・いや違うか・・、本体の画面を確認したら、板橋文夫だった。今年の初めCD化された「渡良瀬」の「言い出しかねて」。変に豪腕を期待して聴くよりも、本質が聴こえてくる。板橋さんのピアノ、いいわ、やっぱ。
 家帰って、知ったニュース。どうでもいいが、火曜サスペンス劇場終わるらしい↓
 http://www.asahi.com/culture/nikkan/NIK200507140024.html
 ほんと、どうでもいいといえばどうでもいいのだが、なんだか寂しい感もないことはない。このてのは、ミステリーと言っても、謎解きの要素は皆無。でもそんな予定調和展開の中にもつっこみどころが何点かあって、それを見つけるのが楽しかったりもするのだ。当然、暇人だからこそできることで、知的刺激はまったくない。が、和むというか。
 古本で買った中村とうようの「ブラックミュージックとしてのジャズ」。1978年刊。マガジン的ジャズ史観がこれを読めば分かる、と言ってもいいのかも。ジャズという括りをつくってそこに安住してしまいがち(既成のジャズ的価値に忠実)な自分に対して、この本の中村とうようの文章は、すごく挑発してくる。おもしろい。