ONJO

 窓開けたら暑いんで外出たくない。しかし、夕方から妻の両親たちと高崎まで旅行に行く。それまで家でCDを聴こう。
 昨日買ったONJO「ONJO-Otomo Yoshihide’s New Jazz Orchestra」とミッシング・リンクThe Spell Was Cast」を聴く。
 ONJOだが、もしかしたらオーケストラというスタイルがそうさせるのか、「この楽曲のコンセプトは何?」というところばかりになんだかこちらの耳は集中してしまう。ホーン陣の音からときおり感じられる常套句的な「JAZZY」な雰囲気も、そのコンセプトを完成させるひとつの要素にすぎない感じ。ノイズも「音そのものの響きの快感」というよりあくまでそのコンセプトに還元されている。ていうか、ミュージシャンの演奏をもっと聴きたかったよ。物足りないということは否めない。
 ソロイストの演奏やあるいはそれぞれのぶつかりあい重なりあう音によって、音楽をつくりあげるというよりは、あきらかに「コンセプト優先」という印象を受ける。それってジャズ的なのかね?よく分からんが、少なくとも自分の趣味には合わない。まあ俺の趣味は単なるおっさんなのかもしれないけど。
 全体的には、正直、カヒミとか浜田真理子においしいところかなり持っていかれていた。なんか、つまんねえよな。
 もうちょっと聴きこめば感想も変わるかもしれないが。