6時頃に仕事は終わり、立川〜国立を買い物と飲み。国立ユニオンでDVDを1枚、ジャズ関連CDを6枚、それと試聴コーナーで聴いて一発で決めた「クリミネラ・ギターラ」。 70年代後半のスウェーデンのパンク・バンドらしい。初めて聞く名前。そのクリミネラのスタジオ音源がデモも含め、全て入っているというCD。最初の数曲でもう自分の頭は真っ白になる。かっこよすぎる。当然ながら、テクニックは限りなくゼロに近く、3コードの曲はアレンジもへったくれもない、音楽的にはまったくひどい代物だ。しかし、表現としては圧倒的にリアル。
 そういえば、ある雑誌のインタビューでECDが、「どうかっこよく終わらせるかということだけ考えている。その終わりかたのリアルさに全てをかけるのがパンクなんだ。」って意味の発言していて、うわかっこいいと思ったけど、このバンドはまさにそれ。何に寄りかかることもなく、瞬間と衝動を見事に体現している音。大体、「パンク」と称して、内実は高校の学祭の延長みたいな楽しく明るい雰囲気だけの、無自覚で無神経なバンドが多すぎるんだよ、いま。