家でここ最近に買ったものをひたすら聴く。今年はジャズ新譜を中心になんて決意しながらも、耳が反応するのは古いのばっかりだ。


宮沢昭カルテット「シー・ホース」、②ジャッキー・バイヤード「Sunshine of My Soul」、③「ブラック・ミュージックの伝統~ジャズ、ジャイヴ&ジャンプ篇」、④板橋文夫渡良瀬」。


89年の作品①は、カルテットによるライヴ盤。2曲目の「イン・ア・センチメンタル・ムード」でもうドドーッとはまってしまう宮沢昭のテナー。深い音。このCDのライナーは内田修が書いてるのだが、名古屋ラヴリーで宮沢昭と共演した浅川マキが感激のあまり涙を流していたというエピソードもすごくよかった。
この前も書いたが②のバイヤードのピアノはほんとに70年ごろの山下洋輔と通ずるものがある。好き。フリージャズの人と認識されてるのかな?この人って。
③は中村とうようが75年に監修したコンピレーションLPをCD化したもの。基本的にはバップぐらいまでのジャズ周辺の黒人音楽を集めたもので、一応サッチモやエリントンやパーカーも収録されてるんだけど、ジャズの歴史の王道的なものとは一線を画した選曲が刺激的。(昔の)中村とうよう、はじめて凄いと思った。
④は最後の「グッドバイ」につきると思う。泣ける。