うああ、守安、Vijay Iyer

仕事は9時近くまで。同僚の調子があまりよくないようで、最悪入院かも?とのこと・・・。


日・月と川崎に滞在。
月曜は仕事が休みだったことから、一日ダラダラと。「ギャラリーフェイク」と「美味しんぼ」を布団の中や風呂に浸かりながら読む。必要以上に自分の胸をえぐったりすることがないんで、この辺の漫画は大好き。ゴルゴ13とか。
昼過ぎに川崎駅方面へ向かう。バスの中で「新釈 うああ哲学事典 下」を読む。これ、力作というのは間違いないんだが、話によって当たりはずれ多い。おもしろく読んだのは、「ロールズの『正義』」、「プレヒトの『異化』」、「ソクラテスの『無知の知』」、「トリスタン・ツァラの『ダダ』」。定期刊行のマンガ誌って今はまったく読んでないんだけど、大学時代はスピリッツとモーニングはとにかく熟読していた。その当時から須賀原洋行って大好きで、哲学系というかオタク系というか若干偏執的こだわり系の作風にすごくはまるのだ。


駅前のルノアールに入って読んだのは、「そして、風が走りぬけて行った―天才ジャズピアニスト・守安祥太郎の生涯」。日本のビ・パップの創始者守安祥太郎の伝記で97年に出た本。全18章のうち、まだ3章を読み終えただけだが、これはすごくおもしろい。有名な本なのかもしれないが、これ、ジャズに興味ある人なら必ずはまるんではないだろうか。ある意味、たとえばマイルスの自伝やアルフレッド・ライオンの伝記やパーカーの伝記以上に、日本のジャズファンにとって必須の書と言えるかもしれない。