午後には西荻アケタの店に行った。たまに休日の昼にアケタではライヴをやっていて、この日はアケタさんのCD「パーカッシヴ・ロマン」発売記念ライヴだった。パーソネルは、明田川荘之(p,オカリーナ)、鈴木克人(b)、翁長巳酉(per)。
内容は、アケタ・ミーツ・サンバ、アケタ・ミーツ・ボサノヴァ。いつもの粘着系(?)明田川ワールドとはちょっと感情表現の色が違う、ストレートでさっぱりした感じが意外におもしろい。
翁長さんの周りには相変わらずというか、鳴り物関係がたくさんある。曲によってはお客にそれらが手渡され、なんと観客もいっしょにリズム隊になるという、なんだか楽しく刺激的な空間が出来上がる。実際自分もその一部になることで、リズムに対する楽しさがただ座って聴く何倍以上のものになるということがよく分かった。
そして、この日の「エアジン・ラプソディ」は特に素晴らしかった。反復するリズムに、流れるようなアケタさんのピアノが乗っていく。まさにラテンの哀愁といった雰囲気がやがて熱狂に達していく様!
リズムにはまったときの音楽のエネルギーという点で、今まで全く聴いてこなかったラテン音楽、これからちょっと聴いてみるかなあと思った。