金曜日はテナーの片山さんとのデュオ(国立NO TRUNKS)、土曜日はギターの津村さんとテナーの森田さんとのトリオ・セッション(アケタの店)。アケタオーケストラ以外では初めて観るアケタさんのライヴだったが、両日とも素晴らしい内容で、なんか元気が出た。
アケタオリジナルの名曲「エアジン・ラプソディ」(金曜日)、「オーヨー百沢」(土曜日、多分やった)あたりの、「泣き」のジャズが胸に迫る感じ!ほんと2日間で印象に残ったのが、アケタさんのリフづくりというか曲づくりのうまさで、ストレートでユニークな、そして心に響くフレーズの曲が多い。
で、「泣き」系ともうひとつ、パワーとドシャメシャでグイグイゴリゴリ持ってく「力技」系の楽曲にもかなり興奮させられた。2日間とも演奏されたパーカッシヴなピアノがかっこよすぎる「カリフア」(逆から読むとアフリカ)も良かったが、最高だったのが2日目アケタの店での「OKコレヤス」。後半でのギター津村和彦VSピアノ・アケタのバトルがもう狂乱のコール&レスポンス。津村さんがつんのめるぐらいのテンションのブルージーなギターソロで煽りまくれば、明田川さんはピアノへの力まかせの拳と肘うちの連打連打で応戦。間に挟まれた森田さんも思わず苦笑いといった様相のワッショイワッショイぶりだった。この2日間で中央線ジャズに僕は惚れ直した。
そして中央線ジャズつながり(?)で言うと、④⑤に参加している林栄一氏のアルトのトーンとフレーズ、すごく良すぎる。