レックが参加している近藤等則・IMA「東京薔薇」を聴いたことに影響され、昨夜国立ユニオンでフリクションの「軋轢」を購入。で、今日聴いていた。
この辺の時期(80年代初頭)の日本のパンク・ニューウェイヴって、今までほとんど聴いてなくて、強いて言えばINU「メシ喰うな!」ぐらいかな?だから例えば東京ロッカーズとか言われても当方にとっては何のこっちゃという話なんだが、「軋轢」はいいっすね!ハードコアでソリッドでストイックで。スカッとしますね。ダブもちょっと入ってるかなあというベースもいい。まさにNoNewYorkを東京に持ち込んだというか、フガジの何年先も行ってたというか。
恥ずかしい話だが初めて知った、坂本龍一のプロデュースなんだ、「軋轢」。そういえば80年代初めごろに出た坂本龍一渡辺香津美の有名な共演作あったよなあ、CD持ってたよなあと思い出しちょっと部屋を探したんだが、見つからなかった。
東京ロッカーズなんかのパンク・ニューウェイブが勃興した時期って、日本のフリージャズでいえば坂田明や生向委なんかがかなりきてた時期だったのかな?よく分からんが。その2つの世界(パンクとジャズ)がリンクしていた部分について非常に興味が出てきた。
坂田明と言えば、先日買ったアナログの「20人格」、ちょっと分からなかった。タンテにB面から乗っけたら、いきなり「まあ〜ソノー」という田中角栄の物まねが始まってそれが延々続く。その後の楽曲(?)も演奏は極端に少なく、ボヤキや叫びやギャグが連発される。洒落の分からない僕のような単純の人間には、正直きびしかった。比べてもしょうがないが、これだったら、「ガキの使い」でのココリコ遠藤の「ダンカン、車まわせよ、このやろう!」なんかの方が相当笑える。