やはり何をおいてもまずこのことを書かなければいけない。昨日のプライドの小川VSヒョードル
小川が秒殺されたとの報を聞いたとき、正直なぜかホッとした。それは、この何週間「どっちが勝つんだろうなあ?」と暇を見つけては思い煩っていた日々からようやく解放されたのだという安堵感かもしれない。いや、何週間どころじゃないな、小川神話という根拠のない幻想に踊らされていた期間は。5〜6年前の橋本との闘いぐらいからモヤモヤと続いていたものだ。今回でもうすっきりサヨナラだ。プロレスはプロレス、プライドはプライド、柔道は柔道、レスリングはレスリング、ボクシングはボクシング、もうそういう話なんだよなあ。それぞれの世界の中で、それぞれの決め事の中で、それにあった訓練をちゃんとした人間が結果を出す、もうそれでいいんだよ。
プロレスファンが心のどっかで信じている極めて甘い考え、「でも、ガチンコでやったら、誰々が強いんじゃない?」とかそういうのは、ほんと終わりにしなければいけない。そういうロマンチックな思考って個人的には嫌いじゃないけど、結局、現実はほんとに現実なのだ。やっぱりリアリズムに徹する以外道はない。しかし、職場で同僚と「(G1で優勝した)天山VSヒョードルがこれで見えてきたね!」と話したときは、一瞬自分の心がフワリとした。アホか。