で、昨日土曜日は仕事でちょっと厳しいトラブル対応。とりあえず、ほとんど毎晩外で飲んでた。
そして今夜、いよいよプライドGP。小川VSヒョードル。残念ながら、スカパーにも入ってないし、会場にも行かない僕だが、2ちゃんあたりを見て、楽しもうと思っている。
話変わるが、「あしたのジョー」をついに読み終えた。前回読んだのがもう10年近く前で、そのときとあきらかに違ってとても印象に残ったキャラが、白木葉子。特に後半でのちばてつやが描く彼女の表情にはかなりゾクッとさせられる。これは誰かが書いていたが、力石死後のジョーを本当に理解していたのは白木葉子だけなんだよな、結局。だからこそ、あのジョーVSホセ決戦前の控え室における、「好きなのよ矢吹くん、あなたが!!」のシーンがあんなに感動的なのだ。
10年前に「あしたのジョー」を読んだときは、梶原作品ってそれと「プロレス・スーパースター列伝」以外、読んでなかった。昨年になぜか自分の中で梶原一騎熱が盛り上がって主要作品をけっこう読んだのだが、それらの濃い世界を通過した後でも、「あしたのジョー」はなんか梶原作品として読めない。実際、他の梶原原作ものの画家とくらべて、ちばてつや氏はかなり梶原氏と正面からぶつかって「ジョー」に自分の色を出そうとしていたらしい。その両者の緊張感がこの作品を傑作にしたのだというのは定説である。
まあそういう構造的なこともそうだが、梶原作品として読めない理由として、個人的には、10年前の自分のいろんな出来事や心境を思い出してしまうからだということもある。ジョーにも力石にもなれず、俺は結局、「うどん野郎」の西だったのかなあ。と、まあ気持ち悪い独白は以上。そういえば、昨日ユニオンでアニメ「あしたのジョー2」のDVDが中古で売っていたなあ。