選挙、ユニオン、パスカルズ

最近は忙しく、家帰ったら酒飲んで、ハイ寝る、みたいな生活が続いていた。ようやく今日休みが取れた。
昨日の夕方は近くの中学校に参議院の投票に。大塚英志の著作や、今井一の著作なんかを最近読んでいたんで、自分的には憲法(具体的には9条)がほんとポイントだった。二大政党と呼ばれる政党は、どちらも憲法9条を変えるということを明言してるようなんで、今回の結果は僕にとって残念というかやばいなあという感じだ。投票率も低いし。遠くない将来に行なわれる可能性がある、改憲のための国民投票に備えるためにももっと憲法論議のテンションが上がらないと、まずいよなあ。今はそれを積極的に変えたいと思っている人たちが盛り上がっていて、その論調を多くの人がなんとなく受け止めていたり、軽く流していたりという感じだもんな。「テロがあったら、どうするんだ!?」とか「今の憲法でこの国を守れるのか?」と煽られ、恫喝され、「まあそうかなあ・・・」なんて感じで、憲法もあっさり変えられて、気づいたら戦争に何かしらのかたちで自分も強制的に協力させられているなんていうのは、単純な言葉であれだが、ほんとに嫌だ。こんなことも起きてるみたいだし、現実には。まあ、僕の言ってることはきわめて観念的で稚拙な平和主義なのだということは分かっているのだが。
さて、選挙のことをもうちょっと書くと、うちの団地および周辺は組織票で強い某宗教政党の大学だとか小学校だとか中学校だとかがもろ近くにある関係で、その活動に熱心な人たちがたくさん住んでいる。この団地に引越してきてから今回が初めての選挙だったのだが、あれかなあその人たちから投票依頼とか勧誘とかやっぱ来るのかなあ、来たらどんなふうに追い返すかなあ論破(笑)するかなあと楽しみに(実際は心配)していたが、特に何もなくて、拍子抜けした。ほとんど日中はいないし、子供もいないし、そういう近所付き合いやつながりみたいなものができる機会がないから当然か。というか、つながり持ちたくないんだけどさ。ただ世の中には、付き合いがあるからとかで票を普通に入れちゃう人がたくさんいるみたいで、その感覚がちょっと分からない。「宗教時代鼻で笑い、でも従う日々がある」(ソウル・フラワー・ユニオン「エエジャナイカ」)。
投票が終わってから、国立ディスクユニオンに行って新譜CDを3枚買った。確実に拡大化が進んでいる中古ジャズ・コーナーもうろうろしたが、今日は我慢。満足に聴いてないのが家にいっぱいあるし。
そういえば、ユニオンで僕が買い物をしてるあいだ、妻は国立駅前周辺をぶらぶらしていたのだが、そこでパスカルズのメンバーの人たちを発見したそうだ。展覧会かなんかに来てたらしい。
本屋で「紙のプロレス」を買って、その後は飲み。また選挙の話であれだが、隣りのテーブルの大学生らしき男性5〜6人グループが、どこに誰に投票したかという話をしていたのだが、そのうちの1人が「蓮舫に入れた」と言ったら、他のメンバーが一斉に大爆笑した。「蓮舫は、お前、やばいでしょ!」と。俺もそう思ったが、でも当選しちゃったもんなあ。
追記:昨日買ったCD3枚については、おかまいなしのジャズ日記に書きました。よかったらお読みください。