仕事。9時近くまで。肩凝るし、疲れた。
職場でちょっと苦手な人がいる。50歳ぐらいの男性なんだが、自分に甘く他人に厳しい人。書類でちょっと間違えようなら、「ちゃんと頭使えよお!」なんて感じで怒るんだが、自分はさあ遅刻多いしさ、いろいろ忘れてるしさあ、でもそれを指摘しにくいんだよな、プライド高いっつうか。実際は、ほんとにたまに可愛いところもあるし、日記にあえて書かなければならないほど嫌いとかじゃないんだけど、日常的になるべく絡まないように気をつけている。つうか、まあやっぱ嫌いなんだな。
さて、ここから本論で、その人が実はすごいジャズ好きということが最近判明した。僕とその人は同じ部署の同じ部屋にいるんだが、その人、自分の机に最近CDやカセットテープをいろいろと置くようになり、しかも仕事場になぜか置いてあるCDラジカセでそれらをかけるようになった、「気分転換しよう」とか言って。
そしてそこで流れるのが、なんと僕の現在の趣味にけっこう合ったものばかりなんすよね、ハードバップ中心で。具体的には、ミルト・ジャクソン&ウェス・モンゴリー「バグス・ミーツ・ウェス」、マイルス「リラクシン」、秋吉敏子チャーリー・マリアーノ「トシコ=マリアーノ・カルテット」、MJQ「ザ・シェリフ」、コルトレーン「ラッシュ・ライフ」などなどを今日彼の机に発見!
さらに、また別なエピソードとしてだが、この前職場の飲み会のとき「最初に買ったCDやレコードは何か?」っていう話になったとき、「僕ねえ、中学のときのソニー・ロリンズ!」って、その人嬉しそうに言ってたのだ。残念ながらまわりのみんなは無反応だった。「え、知りません」みたいな感じで。なるべくその人と絡みたくない僕も黙っていたが、正直、内心おだやかではなかった。灯台下暗しというか、身近でちゃんとジャズ聴く人ってなかなかいないからな。でもさあ、「どうだった?」とか聞かれたりして、関係が出てくるのもちょっと嫌だな。まあ向こうだってそう思ってるかもしれないけど。でもCDだけは借りたいわ。
ほんとシンプルにその人があんまり好きじゃないというだけだから、これが同じ職場でもまた違う人だったら、話ぜんぜん違ってくるんだけど。