音楽についてはひたすら鄯Podを流していた一日。今日自分の耳にひっかかった曲を挙げると、まずソニー・ロリンズNO PROBLEM」(82年)に収録されている「COCONUT BREAD」というカリプソ。中盤のトニー・ウィリアムスの躍動的なドラム・ソロでこちらのテンションが上がってきたところに満を持して登場するロリンズのブロウ攻勢がかなりきている。曲の構成としては基本的に短くシンプルなフレーズが繰り返されるだけなんだが、リフを絶妙なリズム感覚でつなぎ重ね合わせることでものすごい盛り上がりにしてしまうロリンズのセンスと技量はやはり素晴らしい。いつもよりテナーのトーンがやけにハードだというところも盛り上がる要素のひとつだ。
続いて、チャーリー・パーカー・ウィズ・ストリングスもののなかの「OUT OF NOWHERE」。ストリングスとバードの演奏の有機的な結びつきというところよりは、とにかくバードのソロに感銘を受けた。無駄なものを一切持たずに行くべきところへ音が動いて行くというその美しさ。ラスト残り30秒でも何回も聴かせ場があるのがまたすごい。あまりに良いんでアルバムを聴きかえしたら、全曲すさまじいわ。
後はなぜか入れていたミニストリーの「TWITCH」というアルバムの「Isle Of Man」。エイドリアン・シャーウッドがプロデュースをしているこのアルバムは音質が心地よく、今でも十分に聴ける。