日曜日よりの使者

休みだったわけだが、赤井英和ゲストの「ウチくる!?」を見終わって、音楽を聴いてるうちにそのまま寝てしまった。なんか寒いんで暖房をつけたりしたことがまた眠気をかなり促進したようだ。
そして目が覚めたのが午後6時。やべえ、ほんとに何もしてねえじゃんと思い、国立駅あたりにでも出かけようかと窓の外を見たら雨降ってんのかなあ?という感じだったんで家にいようと決め、読書・音楽鑑賞や鄯−TUNESへのインポート作業をひたすらやって、今に至る。茶でも飲もうかなとふと冷蔵庫の方を見たら、冷凍庫のドアが空いていたことが発覚。そういえば昼寝してるあいだに何回か目が覚め、アイスを食べたんだがそのときちゃんと閉めなかったようだ。冷凍していた魚や肉などがだいぶ解凍されている。暖房つけていたのもまずかった。こんな感じで今日はほとんど記すべき内容がない。明日仕事行きたくねえな。
さて、昨日について書くが、仕事は昼過ぎ2時ごろまで。その後は国立駅前で彼女と待ち合わせをし、昼飯。五目焼きそばを食べる。国立駅前の大学通りの桜はもうかなり散っているが、人はいつもに比べるとやはり多くて、その中の花見客の一組として自分たちもぶらぶらする。
国立駅の駅舎が取り壊されるかもしれないそうで、「保存の会」の人たちが街頭で訴えを行なっていた。側に展示したでかいパネルに、会の訴えに賛同する著名人3人の写真と本人からのメッセージが掲載されていて、俳優の三浦友和高橋恵子、そして忌野清志郎がそこには載っていた。特に清志郎のは自筆でしかもそこそこの長文だったということもあり、多くの人が足を止めて見ていた。若い頃酔っ払いに絡まれてというエピソードのあとに、現在地方をツアーでまわっていても街並みが全部同じ、画一化されておもしろくない、国立よつまらない街になるんじゃねえよと、そんなことを清志郎は書いていた。ここの出身ではないものの、この近辺に住んでもう7年以上経つ自分も、国立駅前のこの雰囲気にはなかなか愛着があるし、また清志郎にも煽られ、署名と募金に協力した。
その後は中央線に乗って吉祥寺へ向かう。天気がいいんで吉祥寺駅の手前の三鷹駅で降りて、そこから歩いて吉祥寺へ。途中にあった古本屋で20分ぐらい物色。小川隆夫著の「ジャズ・サックス決定盤」を購入。古本屋の店内には、植木等の「スーダラ伝説」が流れていて、これに予想以上にやられた。休みの日や家に帰っても仕事だとかそれに伴う人間関係のことやあるいは自分の能力のなさあるいは今後のことなんかをウジウジウダウダと考えてしまう現在の自分に対しての救いの唄だった。もういいよ無責任で。無責任でいきましょう、ハイハイごめんなさいよ、みたいな感じでいくしかない。「適当な嘘をついてその場を切り抜けて誰1人傷つけない日曜日よりの使者」(ザ・ハイロウズ)、そんな感覚とも似ているなあ。植木氏のボーカルがとても自由な雰囲気で巧くてめちゃくちゃ聴き入った。
吉祥寺に着いて、お約束のユニオンへ。ジャズ館にてCD、以下8枚を購入。BN4010番のベニー・グリーン、BN1542番のロリンズ、80年初頭のロリンズ、ズート・シムズ、ビル・フリーゼル、ジョン・マクラフィン、ロブ・マズレク、松本治「和風」。
暑いし疲れたしと、喫茶店でアイス・コーヒーを飲んだときはもう6時を過ぎていた。7時過ぎにその店を出た後、「赤いカラス」という店で板橋文夫のピアノ・トリオのライブを聴く。これについてはそのうち書こう。