即興とはジャズの本質であり、つまりあのナントカ工業のおやじに僕はジャズ的に負けたということだ。そんなことを帰りのipodから流れてきたロリンズとコルトレーンの「テナーマッドネス」の中の曲におけるすさまじいバトルを聴いたときにはまったく考えなかったが、家に着いてビールを飲んでいるときに一瞬だけ思いついた。
今ここで書いている日記だって、本来なら書き直しなんかしてはいけない。たとえダラダラとしたものになろうとつまらないものになろうとそんなことはしょうがない、いったん出してしまったものは全て表現なんだ、責任として受けなければいけないのだという、きっぱりとしたジャズ的価値観で、この憂鬱で浮っついた時期を乗り切ろうと思う。