木曜は友部正人おおたか静流の「詩・唄・歌」というタイトルの亀戸であったコンサート。金曜は地元(?)国立NO TRUNKSでの久保島直樹ピアノ・トリオ。前者はid:jthirty:20040318さんのところやid:maru99:20040318さんのところにも詳しくある。僕がもっとも印象に残ったのは、後半の友部さんの「古い日記」だった。今年から歌詞カードは見ないで歌うことを決めている友さんだが、そのぶんなにか歌に心がこれまで以上に強く入っているようにこちらには感じられる。この曲での昔の友人の死について歌ったと思われる詩がとにかく突き刺さるのだ。「絵の裏側に張りついていた/1枚の古い電車の切符/その切符をにぎりしめて/あの夏の日にもどろうか/『それでは、みなさん、さようなら。一生のあいだだけさようなら』」(古い切符)。アンコール前ラストのおおたかさんと共演の「月の光」は「ブルースを発車させよう」での名演の再現とも言えるわけだが、2月の横浜での友部&板橋デュオでのあの反復の魔力を思い出す曲の中盤から後半の盛り上がりが、個人的にはググッと身を乗り出すほどにきた。ムーンライダーズの武川氏の「長井さん」におけるバイオリンも絶品だった。5月のニューアルバム楽しみだ。
さて、後者の久保島トリオだが、書くと長くなりそうだなあ。もう寝なきゃいけないんで、明日記そう。
ほんとどうでもいいが、このところ日曜昼の「うちクル!?」をよく見ているからか、なんか中山秀征が最近いい味出してるんじゃねえ?と思ったというか、ヒデちゃんに好感持ってる自分を昨日発見した。世の中があきらかに良くはねえ感じになってるのに、ほんと何も考えてねえなあ、俺。