板橋文夫ピアノソロライブ、SJ復刻版

朝からまたダラダラした。しかし、昨日と違うのは昼12時過ぎに外に出たこと。寒いとますます出るのが面倒になるが、夜になってから出るのはもっと寒いしなあと決断。立川駅前でラーメンと中華丼のセットを食べ、その後電車で吉祥寺へ。
ユニオン、タワレコ、HMV、新星堂と大きな店をはしごする。ユニオン・ジャズ館で中古10枚ほど買う。ここは非常に品揃えがよくて、こういうところでは10枚買おうと決めると一気に決まる。2枚ほど日本の最近のジャズの人で、後は50年代・60年代のジャズ。それと復刻版スウィングジャーナルを古本で買う。タワレコでは3枚ほど買い、新星堂では2枚ほど買う。ジャズ以外の新譜も若干買う。
西荻窪アケタの店に行くまでにちょっと時間があるので、吉祥寺の喫茶店でひと休みしてアイス・コーヒーを飲む。ここで復刻版SJを読んだ。「モダンジャズ黄金時代」と題された、1947年−1970年の期間の記事や特集をまとめた500ページ近い厚い熱い本。その当時のジャズの盛り上がりを反映した内容の充実ぶりにちょっと興奮してしまった僕の浮世ばなれぶりというのは、現在のSJをバカにできないな。
コルトレーン来日、そしてその後の追悼記事というあたりはかなり読み入ってしまう。モデルの出光眞子という人のニューヨーク体験記「お嬢さん鳥の国(バードランド)へ行く」(60年12月号)もおもしろい。この出光さんはホレス・シルバーを相当押していて、「私のきいたジャズの中では一番スリルがあるグループでした」とのこと。セロニアス・モンクのライヴの話もしていて、「立ち上がってジッと自分の足もとを見つめながら手にビールをもってアラビア風に踊り出すのね。その間他のメンバーはすこしも驚いた様子もなく演奏しつづけているの」とその変ちくりんなステージを生き生きと伝えている。