CD買って聴いて


昨日も今日も仕事が19時前には終わったので、CDを買うために駅前をうろつく。昨日は国立のユニオンで、5枚全て中古で。①アート・ペッパー「ウィンター・ムーン」、②チック・コリア「リターン・トゥー・フォーエバー」、③オリバー・ネルソン・ウィズ・エリック・ドルフィー「ストレイト・アヘッド」、④「マイルス・アト・フィルモア」、⑤内田勘太郎「チャキ・シングス」。今日は立川のHMVで4枚。⑥沖至「ミラージュ」、⑦藤川義明「イースタシア・オーケストラ」、⑧レディオヘッド「ヘイル・トゥー・ザ・シーフ」、⑨マル・ウォルドロン「ソウル・アイズ」。以上。
今日の通勤・帰路時のCDウォークマンには上記の①とデ・ガ・ショウの「続」(96年)が入っていた。「続」の音は聴く前にそのメンツを見て思った、うわ濃いなあという印象からは外れてなくもなかった。しかしリーダーの片山氏の個性からなのかは分からないが、予想以上に楽曲がポップで、単純に言うと、スカッと盛り上がるという感じ。特に酒井泰三氏のディストーション全開でギョギュワワーンのギターと古沢氏のスコーッン!というスネアの音は自分にとって現在かなりツボである。片山氏と林氏の管フロントコンビの音も自由な雰囲気で鳴り響いている。片山氏のテナーのブロウは陽性で、ばかでかく、ゴリゴリでイケイケなのだが、ときどきその音に人間の哀しみや優しさといった繊細な感情が見事にあらわされている瞬間がある。それは林氏のアルトを聴くと湧き上がる説明できない不思議な感情とはまた対照的なまっすぐな熱さだ。