ホレス・シルヴァー

またも残業で9時まで。ほとほと疲れた。
行きと帰りのCDウォークマンでは、アーチー・シェップホレス・シルヴァーを聴く。
アーチーはちょっと聴いてて疲れたが、ホレス・シルヴァー「ブローイン・ザ・ブルース・アウェイ」は今日の耳にぴったりきた。なんといってもホレスのピアノの力強さが胸をすく。この作品はテナー、トランペット、ピアノ、ベース、ドラムの五重奏で、通常だと初心者の僕の耳がいくのはフロントの管楽器なのだが、ホレスのピアノの響きの鋭さとでかさに耳が行ってしまう。演奏の個性はまったく違うが、モンクが弾いてるときも自分の耳は彼の絶妙なリズム感覚に強く反応する。それ以外のハード・バップ時代のピアニストでは、たとえそれがリーダー作でもあまり耳がいかない。ピアノの良し悪し、テクニックの優劣とかそういうのがほんと正直よく分からないのだ。(ASIN:B0000088U7)