IMA

10時過ぎまで仕事。CDウォークマンで行きと帰りに聴いたのは、近藤等則の昔のグループ「IMA」のセカンド「BRAIN WAR」(91年)。以前に中古で買ったディスクだが、そのとき買った目的はギターの酒井泰三だった。
トランペット、ギター、ベース、ドラム、キーボードの5人の音はどれもが濃い演奏だが、全体としてキッチリと枠に収めたという印象の楽曲が多い。単純な言葉で言えばとてもポップだ。この作品が発表されたのが90年代初期だからということが頭にあるからかもしれないけど、聴いていて昔懐かしい「ミクスチャー・ロック」なんて言葉も思い出す雰囲気を持った作品で、ファンキーなロックのノリにストレートに盛り上がった。
この作品が出た同時期には例えば林栄一氏のマズルもあったが、アグレッシブなロックのノリという点でIMAとマズルは非常に共通している。当時の音楽的背景はどうなっていたのだろうか、興味がある。