猪木VSウィリアムス

仕事で3時近くまで残る。遅い昼飯を帰り道のラーメン屋で食べ、家に帰る。ライヴ行くのもちょっと体力もたねえなあ・・・多分寝るなあ・・・と消極性全開の気分になり、結論としてどこにも行かないことになった。
夕飯を食べ、コンビニに酒なんかを買いに。そこでついに出ていた!「四角いジャングル」編集盤の「アントニオ猪木格闘技世界一決定戦・下巻」。すぐに買って家に帰る。現在、梶原一騎伝を読んでいる最中ということもあり、かなり夢中で読んだ。以前に上巻のすごさは書いたが、この下巻に関しては18番(?)の男のロマンをくすぐる荒唐無稽さはなんとなく少なくそこが残念だった。しかしかわりに、登場人物(猪木、ウィリー・ウィリアムス、大山倍達梶原一騎など)の心理描写がなかなか読み応えがあるものとなっていて、全体的には十分満足。
特に、最後の猪木とウィリアムスの試合の完成度とテンションは恐ろしく高い。まあこっちのほうは実際にあった闘いを基にしてるわけだから比較できないかもしれないが、その迫力と引き込む力は「あしたのジョー」のジョーVS力石、あるいはドラゴンボールのピッコロ大魔王と亀仙人の対決並みと言っても過言ではないものだった。
と絶賛しつつも、この梶原作品後期の代表作にただよう非常にあやしい感じは、けっこう苦笑してしまうところもある。まあ、そういうところも好きなのだが。