ロリンズ、アケタ。昼までは仕事

sabio2003-08-24

日曜日ながらも朝から急遽、仕事。炎天下での外の受付で、したたか汗をかく。その結果、参加した祝賀会では調子にのって生ビールのジョッキを3杯飲みかなり酔った。午後2時過ぎに家に帰ってとりあえず寝た。
午後4時半過ぎに起き、CDを聴いたりしてボーっとする。朝の出勤時にもウォークマンで聴いたソニー・ロリンズの「ドント・ストップ・ザ・カーニバル」(写真)に気持ちを非常に盛り上げられる。ホットで躍動的なカリプソに乗って、絶妙なリズム感覚でロリンズのテナーが歌う。その前のどこか内省的とも言える作品「橋」に比べて、この作品でのロリンズの雰囲気は極めて陽性だ。しかしそれはただ単純にイケイケというわけではない。演奏の中から、一瞬に燃え尽きようとするインプロヴィゼーションの本質が常にこちらにストレートに伝わる。そこがまたロリンズを聴いていて盛り上がるところなのだ。
寝て酔いもさめて、昨日に引き続き国立ユニオンに行ってCDを買う。吉沢元治、渡辺貞夫ジョニー・グリフィンデキスター・ゴードン、クリス・ポーターの4枚。
その後は西荻窪アケタの店にライヴを聴きにいく。今夜は、原田依幸(p)時岡秀雄(ts)望月英明(b)の原田依幸グループ。本来だと小山彰太さんがドラムで参加しているそうだ。繊細で硬質なと言ったらいいのか、ちょっと触れただけでは分からないとても純度が高いフリージャズだったように思えた。僕はあまりフリージャズは聴いていないので、何を言ってもとんちんかんになるが、原田氏のピアノを聴いているあいだ、ほんとにその瞬間が止まってしまったような感覚に襲われた。時間の動きをとめる音の連なりというか。望月さんのベースも以前観たウォーキング・ベースとはまた違って攻撃的で孤高といった雰囲気。時岡氏のサックスの咆哮も緊張感があった。