小山彰太、ドン、ペズ、グリフィン

sabio2003-08-22

仕事で8時過ぎまで残る。
帰りに新星堂で小山彰太デュオ集の「音三昧I」(写真)とジョニー・グリフィンの「ザ・リトル・ジャイアント」を買う。また近くの本屋で「スウィング・ジャーナル」の9月号も買った。
家に帰って、最初に「音三昧Ⅰ」を聴く。先週の音や金時を思い出す林栄一とのデュオ「円周率」がやはりかっこいい。小山氏のアグレッシブなソロが気持ちよく聴ける。
その次に聴いたのは、ドン・チェリーの「ヒア・アンド・ナウ」(76年)とペズの今年出たライブ盤。特にぺズは久々に聴いた。今年のジャズを聴き始めたころに買って聴いたときは、これジャズなのか?なんて否定的に思ったものだが、今日ほんと久々に聴いたらけっこう盛り上がる。一聴してすぐに入れる乗りやすいメロディのテーマから始まり、ソロに入ると即興の醍醐味を十分に味合わせてくれる各メンバーの熱い演奏がストレートに空間にぶつけられる。今日は特にヒイズミ氏のキーボードがよく聴こえた。
ドン・チェリーのこの作品はかなりロック寄りというかフュージョン寄りで聴きやすいのだが、どうも今の自分には物足りない。
ジョニー・グリフィン6重奏の「リトル・ジャイアント」は、リーダーのグリフィンのソロが意外に少ないという点でちょっと不満だ。グリフィンを含めた3人のフロント(テナー、トランペット、トロンボーン)がバリバリに吹いていて熱くなることはなるのだが、グリフィン!もっといっちゃってくれ!と思った。