小山さん、林さん、後期ペッパー再び

sabio2003-08-17

何だかまた雨で参った。今年は夏はなかったということでいいのかもしれない。昨年の日記をさっき見返したら、ちょうど昨年の今日はサマソニに行っているようだ。たしか雨降ってたな、あん時も。今年よりは絶対暑かったけど。
まあそれはいいとして、本日の夜はライヴに行った。場所は音や金時。出演は小山彰太(ds)と林栄一(as・ss)のデュオでこれは「一期一会」という小山さんの日替わり(?)ユニットでもある。2人はモンゴロイダーズでもいっしょに演奏している。小山さんはミックス・ダイナマイト・トリオでは何回か観ているが、単独では初めて観る。林さんはいろんなグループで観ているが、デュオぐらい少ない人数ではやはり初めて観る。ステージは2セットで、合わせて2時間近く行われた。
行きの電車で「マズルの夢」のアグレッシブな演奏を聴いて気合いを入れて臨んだが、今日の林さんのソロは決してハードでないわけではなかったが、全体的にはなんか明るくちょっと軽快に歌っていたように思えて、聴いていて気持ちよかった。小山さんのドラムはソリッドでかつ微妙な感情も表現されていてとても好きだ。チャールズ・ミンガスの曲と言ってたような気がする1セットの2曲目と、2セットのラスト2曲(1曲目はラテンの雰囲気で、最後のは切なめのメロディ)が特にすばらしかった。
金時に行く前に、国立のユニオンでCDを買う。またもペッパーの77年のライブ盤、レスター・ヤング&カンサス・シティ・シックス、ナット・アダレイクインテット、ウィリアム・パーカー「コンパッション」、ポール・デスモンド「イージーリヴィング」。帰りにペッパー聴いたがかなり良い。ルックスだけでなく音も別人だな。凄みがある。