実家3日目

sabio2003-08-14

実家に滞在。特に出かけず、音楽を聴き、本を読み、酒を飲むという一日。
明田川オーケストラの「スモール・パピヨン」(写真)はやはりいい。前にも書いたが、表題曲を聴くと本当に体が熱くなる。コー○―・ルンバにそっくりな16小節のテーマでまず笑えるが、とにかくそのあとのソロがすごい。このディスクでは津村和彦さんのギターから始まり、アケタさんのピアノ、松本健一さんのテナーと3人のソロが続く。3人とも己の体力と精神の限界地点という感じのエネルギー全開の演奏。先日のアケタの店でのライヴでも思ったけど、アケタさんの音楽のこういうまっすぐでイケイケなところが僕はすごく好きだ。
続いて聴いたのが、板橋文夫のピアノ・ソロ「ノース・ウィンド」。3曲目の「チャオプラヤ」はもうめちゃくちゃにすばらしい。「ロイクラトーン」の民謡風のメロディのテーマで、中盤から後半にかけて演奏が激しく盛り上がるあたりは、もうなんというか我を失ってしまうほど聴きいってしまう。このスケールの大きさと力強さ。「ピアノ1台でこれだけの表現ができるなんて!」とかよく言われるけど、こういう演奏にこそその言葉はふさわしい。
夜はテレビでNHK特集を見た。日本の太平洋戦争中と戦後まもなくの映像が、カラーで残っていたということで、本邦初公開?なのかよくわからないが、とにかく珍しい映像だった。爆撃の光景や家や山林が燃える様子、そして人間が燃える様子。また当時の人々の服装や表情なんかもカラーで見るととてもリアリティがある。