荻窪のグッドマン

有休2日目。日中はいつものようにCDを聴いていた。昨日買ったキャノンボールやパーカー、それと部屋に見当たらないなあと思って探していてついに見つけたソニー・ロリンズの「サキコロ」それとロリンズのソロ。ロリンズ聴くと元気出る。
夜に荻窪のグッドマンというライヴハウスに行った。昔ながらの喫茶店といった店内で、けっこう狭い。客席のまわりには漫画が多数置いてある。なぜか内田春菊作品が多数ある。今日の出演は2組で、瀬川克伸 ベース ソロ/臼井康浩(g)鈴木茂流(eb)デュオ(最後にゲストの女性)。瀬川さんは照明を落としての薄い暗闇の中での演奏。弓弾きでフリー・インプロヴィゼーション。なんというか修行をみるようなそんなストイックな雰囲気のステージ。ライヴハウスの外の商店街を歩いている人たちの声もときどき聞こえるし、ちょっとした異空間だ。後者のデュオもやはり即興なんだが、臼井さんの演奏はギター本体の全部を使って音を出そうというコンセプトだった。実際、エフェクターなんかもほとんど通していないのに、こすったり叩いたり揺さぶったりはじいたりすることでとても不思議で変な音が空間に放出されていた。その中でもヴィヨヨーンとかギョロアーンとかブウォローンとかそういう音が僕は好きだった。