21世紀のプロレス、K1。

一昨日のK1ミドル級世界選手権は盛り上がらなかった。「日本国民の長年の夢だったK1日本人チャンピオンがついに誕生!」って叫ばれてもなあ、説得力をあまり感じなかったよ。ヘビー級だったらたしかにまあそうだなというのもあるけど、ミドル級は最近じゃん、設立されたのさ。歴史ないじゃん、同じK1といっても。
もうちょっとさあ、盛り上げ方あるんじゃないかね。例えば、最後は魔裟斗も泣いてるんじゃなくてさあ、放送席の畑山に「おい、おめえもそこでボーっと座ってんじゃねえよ!上がって来いよ、こらあ、ロートルよお!」とか言って、畑山もネクタイ緩めてリングに上がってきて「ガチンコ」みたいにこう2人が睨みあって、次回に続く!みたいな展開しねえかなあ。それぐらいしないとミドル級は盛り上がんないじゃない?このあと。武田もなあ、なんかK1にいいように使われているような気がしたなあ。一撃KO野郎みたいなキャラに無理やり変えられたみたいなさあ。
それと問題発言もあったなあ、解説・畑山の。「このパンチのテクニックは、プロボクサー並みですよ!」まあほんとにそう思ったんだろうし、事実そうなんだろうけど、かつて「立ち技最強」で今は「最強の格闘技」というK1のコンセプト的には、けっこうやばいんじゃねえ?畑山の発言に無意識での「K1は正道ではない」という事実が前提のニュアンスが含まれているなあと俺にはとても感じられたよ。