浜松から吉祥寺へ

旅行2日目は、浜松動物園にまず行く。なんということもない平凡な動物園だったが、熊のチュウタが必死でえさの何かの骨をなめている姿と猿山の猿の蚤とりの光景なんかはおもしろかった。駅前のほうへバスで戻り、昼飯を定食屋で食べる。混んでいて、頼んだものが出るまで、大変な時間がかかった。そこでは餃子が名物らしいので、チャーハンといっしょに食べた。まあまあおいしかった。3時過ぎに浜松を出て、東京に戻ったのは5時過ぎだった。
新幹線の車中で、三浦和義氏の「弁護士いらず」を読み終える。実用的でわかりやすいところがまずとても素晴らしい。「本人訴訟で必ず勝つマニュアル」というのがこの本のコンセプトなのだが、弱者が泣き寝入りしないためにはどうしたらいいのか、あるいは大きなものに流されないためにはどうすべきなのかという、現代社会に生きる人間にとっての普遍的なテーマが柱としてどっしりとあり、読み終わって元気が出た。民法における名誉毀損の定義や、具体的な訴訟の経過や内容の記述も読み応えがあった。高野文子と「定本マイルス・デイビス」なんかもこの旅行で読んだ本。
夜は吉祥寺のサムタイムで「ごめんね」のライヴを観ながら、食事。ファンキー・ジャズとかそのへんの音楽といっていいのだろうかよく分からないが、ハンク・クロフォードの曲はけっこう染みた。吉祥寺ではCDも買った。近藤等則・IMA91年の作品、ジョン・マクラフリン、ウィリアム・パーカーのヴァイオリン・トリオ、渋谷毅オーケストラ。