アスファルトだけじゃない、コンクリートだけじゃない

 ★仕事は22時まで。風邪は今日になってかなり回復。昨日などは鼻が異常に詰まり、匂いもものの味もまったく分からなく「このまま俺鼻がきかないで生きていくてとしたらどうなるのだ?」と深刻に思う一方、「食欲もぜんぜんないなーこれは痩せるなー」などとも考えながら、2リットルのペットボトルのお茶をひたすら飲んでいた。結局鼻は今日の昼飯ぐらいから復調。
 ★今日昼休みにミュージックマガジンの最新号を読んでて「あれ“じゃずじゃ”ないなー」と思って、休載のお知らせなども特になかったから、「もしかして」と思って、職場にあった先月号を確認したら、なんと先月で連載終了していたのだった、ということを知る。その最後の号の原稿でラパポート氏がけっこうミュージックマガジンに対してガチなことを書いてて、しかも編集長による最終ページの編集後記では、いっさい「じゃずじゃ」終了のこと(長いあいだ続いた名物連載なのに)触れていないという、このなんとも不穏というか奇妙な感じ。個人的にはマガジンからどんどんわけのわからなさというか奥の深さが削られていってしまっているなと感じる象徴的な出来事でもある。いや、そもそも連載終了に気づくのが遅すぎだろ自分、ってのがここでは一番につっこむべきとこなのだが。
 ★下北沢の老舗のジャズ喫茶「マサコ」が、今年9月で閉店していたということも一昨日ぐらいに知った。一回しか行ったことなく(一昨年に)偉そうなことは言えないけど、正調ジャズ喫茶とはちょっと違う感じだけど、そんなのは関係なく、すごく雰囲気のある、そして地元の人に愛されてるのが伝わる良いお店だっただけに、閉店はさびしい。そういえばマサコで日本猿飼ってんだよなー、外の商店街を犬みたいに散歩させてるのも見たことがあった。どうなったのかなあの猿は。
 ★僕の地元・多摩センター唯一といっていいCDショップである、駅構内にある「タハラ」が年内で閉店する。これはショックでかかった。タハラの品揃えがどうであるかは別としても、多摩センター住んでる人には音楽はやはり必要とされてないんだろうかと空しくなった。隣にあるパチスロ屋には朝の開店前から毎日人がたくさん並んでるのに、あほらし。地方の若い人とかもう特に興味ないんだろうな、CDとかわざわざ買ったりすることとか、それを聴くまでにワクワクしたりすることとか。
 ★と、暗くなることばかり書いたが、地方(と言っていいかな)の若い人中心の主催イベント、国立パワージャズ(11/8)は最高でした。屋台も出てたしよかった。皆さんお疲れ様でした。もうほんとに毎年毎年やってほしい。今年は板橋文夫の渡良瀬聴けた。泣けた。やはり名曲中の名曲。林栄一が3部とも登場の大活躍。本人はギャラは一部分だけだけどと、ぼやいていたが。
 ★今週11月20日(金)夜は国立ノートランクスでの酒井泰三(g)のサドルレス観に行きます。おもしろい音楽をやるバンドです。音楽雑誌とか大手CDショップでは登場しなくても、こういうかっこいいバンドはちょっといるんだぜ日本にも、と言っておきたい。また泰三氏の動画貼っときます。結局、興奮や感動は、健康に生きて、街に出て、自分でさがしていくしかない。