藤波、ニール、日野

 プライドでのヒョードルやらミルコやらもまあ悪かないだろうけど、先週末深夜に見た新日本プロレスの中継がすごく良かった。特にリング上での藤波辰彌の表現センスには感銘を受けた。組み合うと見せかけて、カウンターでの強烈な張り手を相手にバチン!これ、何べん見たか分からないぐらいのお約束の光景なわけだが、いまだに心をがっしり掴まれる。もうやばいよ、ドラゴン死んじゃうよ!とこちらを心配させる中盤〜後半での見事なやられっぷりも最高。
スピーク・トゥ・ロンリネス (紙ジャケット仕様)
 ところで部屋の大がかりな模様替えを日曜日におこなった。特に、新しいCD棚、そこでのディスクの整理が自分にとってはクライマックス。そんなものとにかく収納しさえすればいいでしょうとばかりに、無雑作にボンボンつっこもうとする相方との駆け引きが緊張感ある。結局は向こうの言いぶんを相当呑んだわけだが。
 おおこんなCDあったなとか、うわこれ聴こう!とわくわくしながらかけたCDの中で、特に良かったのは2作。ひとつはニール・ヤングの「SLEEP WITH ANGELS」。大学生の頃リアルタイムで買ったと思う。ニルヴァーナのカートが死んだ後に出たんだっけ、いや違うか。忘れた。とにかく聴くのはほんとに久々。ここでのニール・ヤングのギター、行き着くとこまで行ってるような気がして、掃除の手が完全に止まるぐらい驚いた。良い。
 もう一枚は75年日野皓正「スピーク・トゥ・ロンリネス (紙ジャケット仕様)」。表題曲・中盤の日野の強いトランペット・ソロで、もうハッとした。なんだこりゃ、かっこいい!若い頃の板橋文夫もいいんだけど、日野元彦のドラムがまた凄くて、これまた完全に掃除の手が止まった。