原田、バーン、ハンラハン

 予定外の会議がダラダラダラダラと続いて、職場を出たのは21時半。こんなものに2時間近く付き合わされるってのもたまったもんじゃない。ストレス溜まる。
Souls Saved Hear
 帰りは駅前の松屋で夕飯。牛定を久しぶりに食べた。この塩コショウ加減が乱暴なまでに濃いところが、自分好みだ。
 店を出て家まで1時間近く歩く。途中のコンビニで、あだち充のタッチを立ち読み。カッちゃんが死んで以降の巻を熟読した。やはりどう考えても、僕が一番好きなキャラはボクシング部の原田。セリフのひとつひとつがもう冴えている。そん次が、柏葉弟だな。
 歩いているあいだipodで聴いていたのは、ティム・バーンのBig Satan「Souls Saved Hear」とキップ・ハンラハンの「Tenderness」。
 前者に関してはギターが印象的だ。この前ライヴで聴いた今掘恒雄系と言ったらいいだろうか、非・黒でソリッドで、かっこ良い。グループ全体のサウンドは、後者のハンラハンの方とは非常に対照的な、硬質なグルーヴというか論理系というか。しかし個人的には、ハンラハンの音の柔らかい感触の方が僕は好み。
 ジャズの正統的発展のポジションということであれば、あるいはティム・バーンがそこにいるのかもしれない。しかし聴いていて、バーンの方は正直なんか硬直してるなと感じるときもないこともない。自分が中学生の頃、70年代のハードロックやプログレよりも60年代のロックを好んで聴いていたことがおそらく現在のこの好みに繋がっているのかなと、なんかそんなことを考えた。