ルイ、素晴らしい

 ここ何日は帰宅の時刻が22時過ぎることが多い。それからなんだかんだやって、23時過ぎからジャズを聴きだしてそれに関連した本などをチラッと読んで、最終的に1時半過ぎて寝る、そんなパターンが出来上がっている。
Volume 1: Hot Fives
 それと、ビールは飲まず、口に運ぶのはとにかくペットボトルのお茶だけ。酒がなくても、ちゃんと寝れるもんなんだなあ。
 先週末から、サッチモアート・テイタムファッツ・ウォーラー、この3人をグルグル回る音楽生活で、特にサッチモVolume 1: Hot Fives」については通勤・帰路・家着いて、と、かなりのヘヴィー・ローテーションで聴いている。
 音の強度、歌心、スリル、どれをとってもこの1925〜6年のルイ・アームストロングの演奏って、むちゃくちゃに良い。何をいまさらだが、自分でも意外なほどに耳を奪われている。パーカーの全盛期や、あるいは先日映像で観た91年の林栄一(MAZURU)に感じた、ジャズの底知れぬ凄みの原点はここにあるんだと、興奮しながら確信。
 それにしても、現在の座右の書が油井正一「ジャズの歴史物語」という自分って、果たして現代に戻ってこれるんだろうか。今年の初めに「とにかく新譜」なんて叫んでいたのが懐かしい。まあジャズについての自分のモチベーションはそのときよりも高くなってるんで、いいんだと思う。