この日のステージはMIYA(fl)トリオでメンバーは、水谷浩章(b)、外山明(ds)。個人的には、ここノートラでの松風カルテットでの仕事(12月)がすごくかっこよくて印象的だった水谷&外山のリズム隊がいるというだけで、まずハズレなしだろうという安心感がある組み合わせ。MIYAさんは初めて聴く。
スタンダード中心のセットで、MIYAさんのオリジナルは2〜3曲。気持ちいいっすね。とても好きな音。


先鋭的で骨のあるドラムとベースの存在があるからだが、セシル・マクビージャック・ディジョネットと演ってた頃のチャールズ・ロイドの音を思い出す、安直な例えだけど。MIYAさんのフルートの音色とフレーズの美しさと艶っぽさ、ジャズの本質を掴んでいると思う。表面的なフリーキーさやあるいは定石をなぞるのではなく、これまた安易な言い方をすれば心が入っているというか、モダンへの探究心がビシビシ音にあらわれているというか。


その音楽家としての最も重要な部分を掴んでるからこそ、彼女のオリジナル曲はあんなに素晴らしいのだろう。